松本青年会議所とは?|松本青年会議所 長野県松本市まちづくりボランティア

2013年度 理事長所信

立志照隅 ~志高き志民がまち地域を明るく照らすこころがつながる感動の創造~

はじめに

 まちづくりの主役は、まちでもなく、地域でもなく、情熱と覚悟を持った「志民」である。「志民」とは、覚悟を決めたようでも自分で責任を取らない、もしくは取れない、無自覚無個性の個人とは違い、まち地域を想う情熱と覚悟を持った志高き自分自身の事です。志高き「志民」が、愛するまち地域に追い風を吹かせ、活き活きとした明るいまち地域を創っていくのです。

 議論をする時は終わった。今、必要なのは完璧な計画ではなく、あれもダメこれもダメの引き算が連続する議論でもなく、覚悟をもった場あたり的な行動です。覚悟がない場あたり的な行動は、ただのアホになってしまいますが、覚悟を持ったアホならやらずに失敗しないよりも、たとえ失敗したにせよ、成功したにせよ、多くの事を学ぶ事ができます。「志民」が本気で向き合った時間は、決して裏切る事はありません。今の時代は、頑張ってやりさえすれば必ず成果が出る時代、明確な目標がある時代とは言えず、先が見えない暗闇の中をただひたすら走り続ける、そんな時代であります。また昨日までの常識が明日は非常識ともなりうるような激動の時代を我々は生きているとも言えます。だからこそ、完璧な計画を立てようとしても無理があります。失敗しない無難な計画や、その場をその時間を埋めるという発想からの計画が、決して成功するという確約でもなければ、心の底からワクワクしてくるような楽しさもありません。そのような計画に、多くの人の貴重な時間とお金を使わせていけません。

 世の中の成り立ちを考える中で、属する人一人ひとりのために存在する共同体組織、こころでつながる社会「ゲマインシャフト」という概念があります。何らかの形で人やまち地域のために役に立ちたいという気持ちが、人の気持ちの中には少なからずあると思います。そういった気持ちを実現できる場所を「志民」が創っていき、そのような社会的な活動が人の生きがいとなり、こころの拠り所となっていく事で、「人と人の共生」が再構築され、人も社会も良い方向へ進んでいきます。 覚悟をもった「志民」による社会的な活動が、まち地域の隅々に至るあらゆる場所でおこなわれ、広がり持続されていく事で、人のこころが愛するまち地域を明るく照らし、人と人とがこころでつながるコミュニティーが再建されていきます。その姿こそが、「強くなるための地方の論理」あるいは「中央と戦うための地方の論理」でなく、「競争から人間中心」へ、これからも松本が松本であるための、松本が松本らしく生きていける「松本の論理」であると信じ、運動を展開していきます。

自他共栄の美しいまち地域を目指して

 人間は、いかに他の人間を必要としているか。人はひとりでは生きていけないという当たり前の部分が抜け落ちてしまっていると感じる事があります。 人間とは、仏教用語でマヌーシャという梵語を中国人は、人との間という意味で人間=「じんかん」としました。一人なら、霊長類ヒト科ホモ・サピエンスのままですが、我々はこの世に生を受けた瞬間に、誰かに出会う。出会って、人と人との「間」ができて、初めて人間となるのです。つまり生きる事の大前提には、人との関わりがあるわけです。

 過去に遡り江戸時代の中期を過ぎると、江戸の町は人口が100万人を超え、文化・文政の頃には120万人を超える世界でも最大級の都市となりました。町の面積の大半が武家地であったため、日本各地から押し寄せた異文化の人たちが狭い範囲にひしめき合って暮らしていく中で、町衆と呼ばれる町方のリーダーたちは、異文化の人々がお互いに思いやり助け合い、一日一日を大切に、たった一度の人生を気持ち良く楽しく暮らすためにはどうしたらよいかを真剣に考え、その心構えを「江戸しぐさ」という思草として具体的な行動に示していきました。まちで、買い物先で、名も知れぬ多くの人々と触れ合う中で、困った人がいれば手を貸してあげる、混んでいれば詰めてあげる、傘を差す雨の日なら相手に雨の滴がかからないように傘を傾げる。狭い道ならお互いにぶつからないように蟹歩きをする。人間としてごく当たり前の感性である「江戸しぐさ」は、頭で考える学問ではなく、人にして気持ちいい、してもらって気持ちいい、はたの目に気持ちいいもので、見よう見まねで体得し、伝えていくものです。やはり江戸でも人間を「にんげん」と言わず「じんかん」と言い、人と人の間を澄んだ関係に保つ、人間関係を第一に大事な事とするという自他共栄の精神がもとになり、人と人とがつながるコミュニティーが構築されていました。

 松本においても松本城を中心に城下町がつくられ、武家屋敷と町人屋敷とは区別されましたが人々の生活のうえにおいては相互の交流がありました。これにより商工人たちにも武士道の精神が宿り、学問・芸術・文化を愛好する武士の文化的環境が根付いてきました。今日、松本から多くの芸術家、学者、教育者を輩出し、本年3月に松本において第16回スズキメソード世界大会が開催される社団法人才能教育研究会が、ここ松本から世界に広がっていった事も、学問を愛し教育を尊重する松本の歴史的背景や風土の表れではないでしょうか。このように、松本の風土・歴史的背景・環境により築かれてきた松本人に宿る松本のこころ、松本人の精神を研究し、松本のまちから美しい日本のこころ=「松本思草」を見つけ出していきます。

 今、まち地域を見渡すと、非正規雇用が増えた90年代をフリーターとして過ごした我々と同世代の人たちが自由に生きた経験を活かし、まち地域の中でカフェや飲食店など「人と人とがつながる様々な場所」を創り、そこがコミュニケーションの拠点になっている事を見かけます。日本の高度成長期の過程で失ってきたまち地域のつながりや、自分の居場所といったものがもう一度、創り始められている事を感じます。

 JCが永年おこなってきました社会開発の為の意識変革運動は、現在では市民意識変革運動に名前を変えて継承されています。政治も社会も良くしていくためには、まず民度を高めていかなければなりません。利己主義に走っている人、無関心で生きている人に対して少しでも気づきを与えていき、与える事によって我々自身も一緒に気づき、学んでいく。その成長が地域力につながっていくと捉えて活動し、人と人とが自他共栄の精神のもとにつながるまち地域を、さらには多様な地域コミュニティーがつながるまち地域を再建していく事で、美しいまち地域を創造していきます。

感覚消費の時代 松本・安曇野の心象風景を強みにして

 地方の疲弊や中央と地方の格差が政治問題として取り上げられています。全国的に少子高齢化が進み、かつこれまで地方経済を支えてきた公共事業が急速に縮減されたにも関わらず、地方にはそれに代わる産業が生まれてこない。だから地方が疲弊する。これは地方の抱える問題の現状であり、問題の原因ではありません。日本中には地方と呼ばれる田舎は、多数あります。問題の本質は、地方が自らの強みを見いだせないでいる事、強みでもなんでもない事を強みだと思い込み迷走を続けている事にあると思います。中途半端な自然やありきたりの想像ができてしまう農林水産物では、名物になりません。交流センターや物産センターといった箱モノをいくら造っても、そこに想いと戦略がなければ、交流人口の増加や、物産の名物化には繋がっていきません。

 大切なキーワードは、まち地域の真の強みを発見し、それを最大限に活かす事にあります。松本・安曇野には、すでにまち地域の真の強みを発見し、作製された「新・松本安曇野宝かるた」が存在します。松本安曇野の歴史、風土、伝統、自然などまち地域に根付いた原石やまち地域に眠っている原石について、地域市民だけでなく、地域外の方からも調査をし、意見を伺っています。まち地域には数多くの宝の原石が転がっていても、それがあまりに見慣れたものである地域市民には、磨けば光る玉である事に気が付かない場合もありますが、地域外からの方=よそ者にはしがらみはなく、遠慮のない率直な意見がでてくる事が期待されます。よそ者の力を効用する事により、地域市民にとってもまち地域の宝の原石をあらためて学び、認識するきっかけとなります。さらにこのようにして厳選され、探し出されたまち地域の宝の原石を題材にした、かるたの句を地域市民から募集する事で、広く多くの人たちの手によって完成されたのが、「新・松本安曇野宝かるた」であります。かるたにあるまち地域の歴史、風土、伝統、自然などから想起させるイメージを、「新・松本安曇野宝かるた」が完成に至るまでの過程も含め「見える化」し、松本モデルとして発信をしていきます。松本モデルとして外部に発信をし、かるたを提供していく事を通じて、「新・松本安曇野宝かるた」がまち地域のブランドになっていきます。かるたから想起させ喚起するまち地域のイメージが再度、まち地域に戻り、かるたで遊んだ人たちの心の中に凝集されて投影し、松本安曇野地域の心象風景を植え付けていきます。このようなまち地域→かるた→まち地域→・・・という地域イメージの凝集のループが「新・松本安曇野宝かるた」が地域ブランドとして形成されていくと考えます。

 ものがあふれ、今すぐに欲しいものが思い当たらなくなっている今の世の中において、機能を高めていくだけでは、人の満足度は上昇していきません。たとえば、自動車は快適な乗り心地や内部装置の充実、燃費の良さなど本質的な機能はすでに高いレベルで達成をされており、さらなる機能向上をしてもそれほど人の満足度は向上しません。

 このような時代においては、機能だけでなく、人のこころや感性に訴える事が重要であると考えます。機能を伝えるよりも、自分の生活スタイルや好みにあった時や、そのものを使ってみた時の楽しさや便利さがイメージできた時に、人の購買意欲は刺激され、人のこころは動き始める、まさに「感覚消費」の時代を迎えているように思います。

 創る力はもちろん重要ですが、発信する力がさらに重要と言われています。「新・松本安曇野宝かるた」を完成までの過程も含めて「見える化」したうえで、多様な情報チャネルへのネットワークと、かるたの良さを広くよく知ってもらうための情報発信力を最大限に活かし、世界や全国から見れば狭い共同体の中だけに留まる事なく、「新・松本安曇野宝かるた」をツールに、まち地域の強みを全国に世界に発信していきます。

自然をお手本に共生を学び、強かにたくましく生き抜く本物の力を養う

 私が学生時代を過ごした時代は、バブル経済が崩壊した以降の1995年頃になります。企業などが、正規雇用を減らし非正規労働を増やしていこうとし始めた頃で、何社も入社試験を受けても一社も内定がもらえないという「就職氷河期」のさきがけの時代でした。大学も、企業に役立つ人材づくりの場に変えるという方針のもと、就職するための就職予備校といった雰囲気でもありました。誰もが一部上場企業に就職する事を目指し、内定を勝ち取った者が勝者とされました。その後間もなく金融機関の破たん、再編など信じがたい現実に直面し、社会主義も、資本主義も結局は強大な社会システムであり、その強大な社会システムに自分自身を任せようとしてきた結果、切り捨てられてきた事に気づかされました。

 これからの時代を生き、まち地域を担っていく子どもたちには、選択の連続ともいえる人生において、自らの意志、判断に基づき選択を行う能力を養い、人任せでもなく、政治任せでもなく、どんな時代になっても、自分たちで強かにたくましく生き抜く本物の力が求められていると思います。 2009年度社団法人松本青年会議所(以下松本JC)が創立50周年の年に出会い、ご指導をいただきました宮脇昭先生(地球環境戦略機関 国際生態学センター所長)は、「本物とは、厳しい条件に耐え、長持ちするものです。」とおっしゃいました。人間社会も含めて生物社会の原点は植物社会です。お互いに競争をしながら、我慢・共生しています。環境条件が多様で全体のバランスが取れている時は、多層群落の森ができます。高木、亜高木、低木、下草、土の中のミミズや微生物群のカビやバクテリアに至るまで、いろんな種類の生物が垂直的にバランスよく生存し、お互いに競争し、共生し、我慢している森こそが、健全な状態の本物の森です。生物社会は競争を通じて発展していきます。すべての競争を拒否せず、競争しながら少し我慢して共生する姿が最も健全な姿であります。お互いに厳しい競争をしながら、それぞれの種の特性に応じて、精一杯生き抜き、結果的には他の個体や種類と共存させられているわけで、これが自然界で40億年続いてきた生物社会の掟である事を我々は学んできました。

 従来の広い場所にお金も人もかけて行う植樹祭とは異なり、自分ができる想いのある場所で、自分が出せるお金で潜在自然植生の苗木を用意し、小さな本物の森づくりを広範囲にわたって実践していく「松本JCエコロプラン」の本質を礎にして、抜いた草も捨てないで森を育てる事に利用する、様々な生き物を共生させているふるさと故郷の木によるふるさと故郷の森づくりを通じて、そこに飛び交う野鳥や昆虫全てがトータルで生きているんだという事を感じ、かけがえのない自分や友達の命の尊さ、素晴らしさ、儚さを本能になるまで、現場で体を通じ、子どもたちに伝えていきます。 さらにどんな時代になっても、自分たちで強かにたくましく生き抜く本物の力を養う運動を行っていきます。

自転車と笑顔が行き交う城下町・松本を目指して

 松本は年間を通じ降雨も少なく、夏場涼しい気候である事に加え、トレーニングにも適した練習環境が身近に整っている事などから、多くのシクロクロス・マウンテンバイクMTB等の自転車競技において日本のトップクラスに君臨する選手やアジア、世界での活躍を夢見る若手現役選手たちが、数年前より松本に移り住み松本をトレーニングの拠点として活動しています。

 松本市においても、次世代型交通施策や健康づくりといった観点から、市民が安全で安心し、ゆとりをもって自転車を利用できる交通環境やまちの構築を目指し、自転車専用レーンの整備や自転車安全利用マップの作成などが実施されています。また、市民や諸団体が主導となり、松本を訪れた人たちに自転車による回遊を目的とした無料貸出し自転車「力車」や「すいすいタウン」などの取り組みも浸透してきています。その一方では、安全で正しい自転車のマナー、使用方法、市街地での自転車の楽しみ方が浸透されていない事による自転車の交通事故増加も課題としてあげられます。

 城下町松本のまちの特性を活かしつつ、松本には、自転車が盛んな欧州の地方都市のように自転車文化がまちに根付き、自転車が似合うまちになりうる土壌、環境があるという想いが発端となり、まちに自転車文化をさらに浸透させ、自転車により人と人がつながり、自転車を通じて、元気に楽しい生き方の質の向上、生きがいと感動を覚える事ができる松本を創造していくきっかけづくりとしたいと考え、松本JCでは2012年「カスティール サイクルクロス マツモト」を開催しました。全国的には郊外のオフロードを会場として開催されている自転車競技 シクロクロスのレースを、全国で初めて国宝松本城を背景に、多くの市民が集う松本城公園の一部をレース会場に実施しました。日本のトップクラス選手によるレースは、松本城と自転車という新しいつながりを見出し、自転車のもつ魅力を様々な視点から発信する事で、城下町松本に自転車文化を浸透させる大きな一歩となりました。

 この第一歩をきっかけにして、自転車文化が根付き、自転車が似合う城下町松本を目指す活動を継続させていくとともに、さらに松本の風土や気候を活かし、信州まつもと空港の活用も視野にいれ、自転車競技に限らずあらゆるスポーツ競技や健康づくりにおける自転車を活用した高地トレーニングのメッカとして、さらには温泉も活用したリハビリ療養地として、さらなる大きな夢を掲げた運動として展開をしていきます。

むすびに

 私は松本JCに入会し、本気でこのまち地域を想い、このまち地域の人のためになると真っ直ぐで純粋な気持ちで運動されている多くの諸先輩方と出会いました。そんな諸先輩方に憧れて、理屈なしに、その背中を必死になって追いかけてきました。辿り着いた先には、いつも自分の想像を超えた美しい景色が広がっていました。

 JCには山あり谷もあります。これで最後にしようと苦しみながら、必死の想いで辿り着いた先でしか見る事ができない景色の美しさに時を忘れ、共に登った仲間と感動で心を震わせ涙する。山を下ってからも景色の美しさが忘れられず、谷間で英気を養い、またより高い山の頂きを目指し登り続けてきた。傾けた情熱は、大きければ大きいほど得られる感動も大きい。頂きから見る景色の美しさを誰よりも知っているからこそ、苦しくとも一切の妥協を許さず、誰一人欠ける事なく頂きに辿り着き、みんなで感動の涙を流そう。

 このまち地域やこのまち地域の人たちを深く想う気持ち、このまち地域の子どもたちの将来を本気で想う気持ち、JCはその純粋な気持ちだけで、真っ直ぐにまちづくり運動ができる。JCが実施する様々な活動は、市民の意識を変革し、明るい豊かな社会の実現を目指す純粋で尊い活動であり、この純粋さこそが最大の魅力であり、JCはこれができる唯一無二の団体であると心から信じます。

 JCに向き合う時間は、家族、会社など周りに多かれ少なかれ負担を掛けて取り組む事になります。だからこそ、その一秒一秒を、本気で純粋にJC活動をしなければいけない。運動の意義として、自身の成長に重きをおき、良きも悪しきもJCでの経験、費やす時間、お金を通じて得られたものを自身の成長に繋げ、一生涯社会のために役立てなければいけません。

 歴史ある松本JC理事長という役職を一年間拝命するにあたり、在籍する全メンバーが、自身が松本JCに在籍している事、松本JCに対する誇りを胸に、日々純粋に真っ直ぐな活動をしていく姿を目指します。

 しかし、JCを離れれば、私自身も一社会人、一事業者であります。現状に満足し、限られたコミュニティーだけでしか通用しない人間であってはならないと考えます。この団体からだけでなく、社会からもまち地域からも必要とされる人間になってこそ、意味があります。常に社会で通用する人間を輩出し続ける事こそが、この団体の本来の姿であり、JCバッジをしていない時も、JCを卒業してからも、社会の公器として生き続ける事が何よりも大事であると考えます。

 私の好きな言葉に「こっき克己ふく復れい礼」(己に克ち礼に復る)という言葉があります。自分自身の私利私欲を抑えて、礼儀にかなった行動をとる。周りを心配させぬよう悲しみ苦しみを堪え、あえて微笑みを見せる。日本人の自己抑制、理念に自分を捧げる美しく私が日本人として誇りに思う精神であります。

 2012年に開催したロンドンパラリンピックの日本選手団の結団式で、日本選手団主将を務める陸上の土田和歌子選手が、「こっき克己ふく復れい礼の精神で、日本の強さを見せる事を誓います。」と決意を述べた言葉に国を背負い戦いにいく者の強い覚悟を感じ、心が震えました。

 JCがこのまち地域を背負い、このまち地域の人たちのこころをつなぎ、まち地域から求められ、真に頼られる団体であり続ける為に、活動していこう。

 JCメンバー一人ひとりが、まち地域を想う情熱と覚悟を持った志高き「志民」として、時代のせいにする事なく、人のせいにする事なく、「こっき克己ふく復れい礼の精神」で、JCの純粋で真っ直ぐな尊い運動を日々欠かすことなく行う事を通じて、まち地域の隅々に至るまで明るく照らしていこう。

 その先には、人のこころが愛するまち地域を明るく照らし、人と人とがこころでつながる人間中心の美しいまち地域が広がっています。

 「志民」一人ひとりが行う活動、その一つひとつの活動の積み重ねこそが、いつの日かまち地域の誰かの為になり、まち地域の為になることを強く深く信じて。

基本方針
着眼大局 着手小局
まずは自分づくりから始めよう。自分づくりからまち地域づくりが始まる。

基本理念

  • 物事の要点や本質を見抜く力を養い、「森」を見る目と「木」を見る目を同時に働かせ、具体的に行動していこう。
  • 心を込め、心を尽くし、心を伝えていこう。

委員会構成

「本物の力」を養う委員会
  • 強かに、たくましく生き抜く本物の力を養う活動
  • 松本JCエコロプランの実践
  • 松本JCエコロプランの実践
こきょう故郷の光彩を描く委員会
  • 自転車が似合うまちづくりの推進
  • 次世代交通政策に関する研究と活動
  • 信州まつもと空港を考え、活性化に向けたあらゆる活動
自他共栄の美しきまち地域創造委員会
  • 人と人のこころのつながり、つながりの地域コミュニティー再建
  • 松本のこころ、松本人の精神の究明
  • 会員拡大にむけた活動
総務道徳委員会
  • 自ら背中を見せ、組織の矜持を高揚させる活動
  • 全事業における予算管理
  • 協賛金や助成金等の研究および手続き
想い・物語の伝播委員会
  • 人に焦点を当てたアドマイヤー型の広報活動
  • JCが実施する全事業における告知・PR
  • 新松本・安曇野宝かるたの発信
  • 安曇野エリアへの活動発信
りゅうかん流汗ご悟どう道委員会(新入会員委員会)
  • 自ら汗をかき、JC運動の基礎と本質を学ぶ
  • スズキメソード世界大会のサポート
  • 地域での事業全般への協働、参画
  • セレモニー・理事会運営の補佐
  • 日本JC・地区・ブロックが実施する事業、各種大会へのコミットメント
特別会議体

未来への絆を築く特別会議(JCの未来を担うメンバーで構成する特別会議体)

  • 本気で向き合う濃い時間の先にある感動を共有する活動
組織のあり方を考える特別会議
  • 今後の松本JCの組織のあり方についての検討